bu-doさんのお日記

日々思ったことを徒然草のようにつれつれっと書いております。

室温34度②

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準備してもらう間、前客さんとお話する。
「釜飯だからクーラーや扇風機だと火が消えるから使えないんですかねー」
「いやー暑いのに釜飯ってねぇ。(笑)」



分かります、空腹の甘い誘惑に負けたんですよね、私達。

なんて話していたら震える手で店主が釜飯を渡してくるので皆で直ぐ様受けとります。

ちなみに火おこしはセルフ。
祖母の家以外でシュッ!とこするマッチ使うの初めてでした。

火を灯すと暑さはさらにヒートアップ。
汗止まらずタオルで顔を拭いていると、「クーラーつけていいよ。」と店主の一言。



いいんかい!

直ぐ様クーラーを着けた端の男性のスーパープレイにて九死に一生を得た私達。
レトロなクーラーなので壊れやしないかとヒヤヒヤしましたがさすがJapan製品、風鈴の音が聞こえたような気がします。

そうなるとあつあつのおでんや温かいお茶のお通しも私達には通用しません。共に戦った仲間ですから、しゃもじとお茶碗を催促して店主に「火が消えてから。」と怒られても待てるのです。

カレンダーが4月で止まっているけどめくった方がいいのかな、店主の腰のコルセットがずれているけど直した方がいいのかな、使い終わったお皿洗った方がいいのかなと本気で話していたら釜飯が完成!

店主、時間分かっていたのか火が消えた瞬間にしゃもじとお茶碗を渡してくれました。

肝心の釜飯、おいしい。いや、おいしい。
たこ固すぎないしだしがお米全体に絡んでて濃すぎず薄すぎず。きのこもお肉も柔らかく、手が止まらず完食しました。

食べている間昆布を取り分けてる店主を急いで止め、これ以上洗い物をふやしちゃ駄目だと説得する私達には疑問があった。

どうして店主ひとりで営んでいるのかと。



「おかあさんが脳梗塞で倒れたんだ。」

ずっと夫婦で切り盛りしていたそうですが、最近病院に運ばれてしまったのだと。きっと素敵な奥さんなんでしょう。旦那さんの代わりに接客や店の管理をしていたんじゃないかと思うわけです。

「ごめんね、待たせて。」と何度も謝りますがひとりでたくさんの仕事をこなしている姿を見ると何も言えないのです。

結果が大事なのは当然ですが、取り組んでいる姿を見て何も気づかないでいるってのもどうなのかなと青二才は考えるのです。

店主と少しお話し、その場を去ったのですが。
仕事を忘れるための旅行で色々考えてしまいましたよ。

いやはや、有意義な1日でした。